危険物乙4のおすすめの本
松本ブロッコです。
今回は、本のお話です。
「これから危険物乙4の勉強をしたいんだけど。
どんな本を買って勉強すればいいんだろう……。」
こう思っている人におすすめの本は。
ずばり。
「公論出版
乙種4類 危険物取扱者試験 〇〇年版」
です。
私はこの本を中心に勉強をしました。
こちらは私が実際に使っていた本です。

この本は、公論出版から毎年販売されている本です。
その年によってバラつきはありますが、およそ過去10年に実際の危険物乙4の試験で出た問題が400~600問収録されています。
もちろん本の表紙にもキチンと書かれています。


また毎年100問くらいの問題を入替えていて、常に出題問題を研究されています。

なぜこの本がおすすめかと言うと
- 実際に過去にでた試験問題が収録されている
- 過去問を項目ごとに分類しており、その項目ごとに内容を解説している
からです。
メリット1 実際に過去にでた試験問題が収録されている
まず1つめのポイント
・実際に過去にでた試験問題が収録されている
これが非常に大きなポイントです。
本番の試験では、試験が終わってから問題の持ち出しはできません。
なぜなら、解答用紙といっしょに問題も回収されるからです。
なので自分が受けた問題以外にどんな問題が出たかは分からないのです。
(試験を実施する機関の一般財団法人 消防試験研究センターのホームページでは過去問題の一部を公開しています)
https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/exercise.html
ところがこの本は「ここ10年の間に出た過去の問題」が収録されています。
これに対して他の参考書などでは「過去問」ではないのがほとんどです。
「類題」という形で出版社が考えた問題が収録されている場合が多いのです。
なぜ「類題」ではなく、「過去問」がいいのか?
それは。
本番の試験では「過去に出たまんまの問題」が出るからです。
なので。
この問題を完全にやりきれば、
間違いなく合格点の60%以上の得点が取れます。
だから、「類題」ではなく「過去問」をたくさん収録しているこの本をおすすめするのです。
メリット2 過去問を項目ごとに分類しており、その項目ごとに内容を解説している
次に2つめのポイント
・過去問を項目ごとに分類しており、その項目ごとに内容を解説している
これは他の参考書でも同じですが。
試験に関する項目ごとに過去問が分類され、その項目ごとにポイントを押さえた解説が書かれています。

もちろん項目ごとに過去問も分類されています。
なので、自分が「苦手とするところ」や「間違えやすいところ」を実際に試験にでた問題を使って覚えることができます。
解説を読んで理解しておぼえる。
つぎに過去問をやって、回答を見る。
回答を見て分からなければ、ふたたび解説を読んでおぼえる。
これを繰り返すことで苦手なところが克服できます。
実際の問題を使うので覚えやすく、効率よく勉強をすすめられます。
デメリットは?
デメリットではありませんが。
弱点があるとすると
・解説のページ数が少ない
ということです。
過去問を中心とした本ですから、
ページ数の制限のため解説のページが少なくなるのは仕方がないことです。
もちろんポイントをしぼって書かれているので
解説の内容に抜けがあるということは、ほぼありません。
解説のページ数が少ないといっても、
本当にここに掲載されている解説ページを全部覚えておけば間違いなく試験は合格できます。
ただ実際に危険物乙4の勉強をすると、
どうしても分かりにくいところは出てきます。
これまで馴染みのない危険物を勉強するのですから、これは当たり前のことです。
そのため、
この本とは別にもう1冊購入することをおすすめします。
もう1冊の本は試験の出題範囲を丁寧に解説している本であれば、どれでもいいと思います。
過去問をして分からなかったところを見るための本。
これを購入しましょう。
危険物乙4の勉強は早く始めれば、始めるほど有利です。
時間に余裕をもって始めれば、心にも余裕がでます。
最初から「全部を覚える」という気持ちではなく。
まずは回答を見ながら、
雑誌や新聞を読む感覚で目をとおすところから始めましょう。